岡山県佐山地区のぶどう生産者 丹原さんの場合
●ハウス面積:19m×56m
●加湿器の形式:N社6020型(150000kcal/h)
●エコ・ステンフィンの取付枚数:4枚取付
エコ・ステンフィンを取付ける前に比べると高温風になった為、昨シーズンは約2週間早くぶどうができました。今シーズンは2週間ぐらい加湿時期を遅らせることができ、燃料が高騰する中でも燃料費の削減が期待できそうです。また、煙突を長くしてその熱を再利用する為に煙突用のエコ・ステンフィンを開発すればさらに熱効率が上がるのではないでしょうか。
岡山県倉敷地区のイチゴ生産者 小川さんの場合
●ハウス面積:10a
●加湿器の形式:N社3022型(75000kcal/h)C社403型(30500kcal/h)
●エコ・ステンフィンの取付枚数:計6枚
最初300坪のハウスに3枚取り付け、隣の150坪のハウスと燃料の使用量を比較したところ12月25日から1月6日までの13日間の燃料の使用量がほぼ同じであり、300坪のハウスでの燃料使用量が約3割減っていました。さらに、朝霧が付くと灰色カビ等の病気が付きやすくなりますが、エコ・ステンフィンの効果でより高温での加温により病気が付きにくくなりました。朝5時から9時は11℃の設定、夜は8℃の設定にしています。
1月に入り150坪のハウスにも3枚取り付けましたが、取付前は一番端のところは冷たい風だったのが温かい風が来るようになりました。12月から3月の間、ハウス全体750坪で燃料代が100万円ほどかかりますが、燃焼が止まった後もエコ・ステンフィンの保湿力により、温かい風が長く出ていますので、燃費も良くなりました。残りのハウスにも取り付けようと思っています。
RSKイブニングニューステレビ放送 岡山県益野地区 洋蘭生産者岸本さんの場合
●ハウス面積:200坪
●加湿器の形式:C社FA-803IS型(34000kcal/h)
●エコ・ステンフィンの取付枚数:3枚取付
以前缶体に穴が開き、放置していた状態で、何か修理方法がないかと思いパテ・溶接及び鉄板巻くなどを、考えていたが農協からステンレス製で省エネになり、しかも穴も塞げることができるエコ・ステンフィンを紹介していただいた。以前の燃料単価は、1リットル当たり約30円が現在では、90円位になりとても痛手だった。1シーズン200万円以上燃料を使っていたが、10%から20%削減出来た上フィンの金額も1年で償却でき助かりました。
生育にも、支障なく良い欄が育ちました。
RSKイブニングニューステレビ放送 岡山県玉野市胸上地区 海苔生産者国屋さんの場合
●加湿器の形式:NC社NH-8型
●エコ・ステンフィンの取付枚数:12枚取付
海苔の製造で大きな負担となるのが、乾燥に使う燃料代です。1シーズン300万円以上使い大きな痛手でした。エコ・ステンフィンを取り付ける事により1リットル当たり100枚位だったのが、約116〜120枚になり15%〜20%位の生産量が増えた。吹き出し温度が2〜3度下げて良くなり確実に燃料代の節約になった。
良質の海苔を作るには雨が降らないと海苔の質も悪くなり、色落ちもするので乾燥に時間がかかり燃料代も多くかかっていた。
岡山県美備南地区 茄子生産者三宅さんの場合
●ハウス面積:17m×80m
●加湿器の形式:N社5020型(125000kcal/h)
●エコ・ステンフィンの取付枚数:当初3枚取り付けのちに1枚追加
加湿器からの吹き出し温度の測定を加湿機から9mの位置で行ったところ、エコ・ステンフィンを取り付ける前では43度であったのが3枚取り付けた後では54度となり25%超の温度の上昇が見られました。この結果を踏まえ、吹き出し口の開口を少し大きく穴を増やすと47度まで下がりました。そこで1枚追加し4枚にしたところ52度まで上昇しました。1枚追加した10%超温度が上昇した。より温度を上げることで葉と茎の成長が進み、春先にはより太い茎に良質な実がより多くできます。茎が細いと当初は実が多くできるが春先にはしっかりちした実が少なくなります。現在、茄子に限らず生産者の方々が、ここ数年の燃料費の高騰で大変苦労している中、「エコ・ステンフィン」の導入は燃料費の削減の大きな助けとなるでしょう。
岡山県美備南地区 茄子生産者妹尾さんの場合
●ハウス面積:34m×54m
●加湿器の形式:N社6020型(150000kcal/h)
●エコ・ステンフィンの取付枚数:3枚取付
加湿機からの吹き出し温度の測定を加湿機から1mの位置で行ったところ、エコ・ステンフィンを取り付ける前では49度であったのが3枚取り付け後では58度となり18%超の温度の上昇が見られました。温度を上げ作物に刺激を与えることが、より一層良質なものを作るための私の方法論です。通常の設定温度13度、朝方は17度に設定する。吹き出し口のホースを絞ることで温度を上昇させることができますが、その日の風・地熱・太陽熱による外気温の変化で燃焼時間にも差が生じます。温度上昇させるには「エコ・ステンフィン」の取り付けが大きな効果をもたらし、燃料費の削減はもちろんのこと、より良質な作物の生産が可能となり、その効果は絶大です。